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福岡アジア文化賞受賞者をもっと知るための特集サイト「FOCUS on」

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日本とのつながり~世界的なタイ研究者、石井米雄氏との縁

去る2010年、京都大学名誉教授の石井米雄氏がこの世を去りました。1994年に福岡アジア文化賞学術研究賞を受賞された、日本が世界に誇る東南アジア研究のパイオニアです。

世界的なタイ学者である氏は、ベネディクト・アンダーソン氏(2000年福岡アジア文化賞学術研究賞)やアンソニー・リード氏(2002年福岡アジア文化賞学術研究賞)など、世界のアジア研究者とも数多くの交流を持っていました。

海外との研究ネットワークの構築や、若手研究者の育成にも力を注ぐ氏は、京都大学、上智大学教授時代に多数の研究者を海外から招聘。そのなかのひとりに、若き日のチャーンウィットさんがいました。

客員研究員として京都大学東南アジア研究所に招かれたチャーンウィットさんは、教授である石井氏から学術的なことだけでなく、研究に対する姿勢など多くのことを学びます。

その後も、1987年に石井氏が出版した『日・タイ交流六○○年史』をタイ語に翻訳、2002年にタイで出版するなど、その交流は石井氏が亡くなるまで続きました。

2010年3月にタイで行われた石井氏の告別式では、主催者として、教え子として、また友人として氏を見送りました。

国際的な研究者ネットワークの構築、教育分野への尽力、若者への啓蒙活動、若手研究者の育成など、現在のチャーンウィットさんの幅広い活動を見れば、石井氏から大きな影響を受けたことは想像に難くありません。

cam_kasetsiri_24.jpgFrom Japan to Arabia: Ayutthaya's Maritime Relations with AsiaをAmazonにて購入

今回9月の市民フォーラムは『国際都市アユタヤをめぐる海域交流~日本からアラビアまで~』というタイトルで開催されます。

敬愛する石井米雄氏が序文を寄せる、チャーンウィットさん著作(共著)による同名タイトルの出版本をベースに行われる予定です。

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石井米雄
1994年(第5回)福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者。日本を代表する東南アジア研究者で、タイを中心とする東南アジアの歴史、宗教、社会の学際的研究、特に上座仏教の研究に優れた業績をあげるとともに、長年にわたって学界を指導、東南アジア地域研究の発展に大きく貢献した。
http://fukuoka-prize.org/laureate/prize/acd/yoishii.php