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福岡アジア文化賞受賞者をもっと知るための特集サイト「FOCUS on」

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ブンミおじさんの森~大きなターニングポイント

cam_apichatpong_20.jpg2010年、『ブンミおじさんの森』で、タイ人初となるカンヌ映画祭最高賞(パルム・ドール)を受賞したアピチャッポンさん。自身のキャリアの上で大きなターニングポイントになったのは言うまでもありません。

最高賞(パルムドール)を競うコンペティション部門では、マイク・リー監督、ケン・ローチ監督、北野武監督、アッバス・キアロスタミ監督といった名だたる巨匠が出品していました。そのなかから『ブンミおじさんの森』をパルムドールに選んだ理由を、審査委員長である鬼才ティム・バートンはこう語ります。

「世界はより小さく、より西洋的に、ハリウッド的になっている。でもこの映画には、私が見たこともないファンタジーがあった。それは美しく、まるで不思議な夢を見ているようだった。僕たちはいつも映画にサプライズを求めている。この映画は、まさにそのサプライズをもたらした」と最大限の賛辞を贈られました。

各国の映画祭で高く評価されながらも、これまで日本でロードショー公開(商業公開)されなかったアピチャッポン作品として、初めて日本の劇場で公開されたのも、この作品。

原題は『Uncle Boonmee who can recall his past lives』(前世を思い出せるブンミおじさん)。

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生と死、家族の絆、輪廻転生を背景にした物語で、主人公のブンミが人生の終わりを迎えつつあるなかで、あれこれ体験する話をユーモラスに描いたこの作品は、現代的な風景の中には居場所のなくなった古いスタイルの象徴を描くというテーマもあったよう。コーンケンの古い町並み、建て直される昔通った映画館など、少しずつ姿を消しつつあるノスタルジックな郷愁が根底にあったのかもしれません。

ファンタジー作品という印象が強い本作品ですが、故郷のこと、両親への思いなど、そこにはもっと深いテーマがあるようです。

cam_apichatpong_30.jpgブンミおじさんの森をAmazonにて購入

市民フォーラム&福岡国際映画祭

そんな『ブンミおじさんの森』が観られるのが、福岡アジア文化賞の市民フォーラム。アピチャッポン監督をお招きして、創作過程などについて、じっくりとお話を伺います。残念ながら、こちらの市民フォーラムは、既に申し込み多数により受付を締め切りましたが、この他にもアピチャッポンさんが登場するイベントがあるのでご紹介します!

それが、アジアフォーカス・福岡国際映画祭。

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【オープニング・セレモニー】

 

【福岡アジア文化賞受賞記念上映&シンポジウム】

  • 日時/2013年9月16日(月・祝)13:30~
  • 場所/ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
  • 司会/梁木靖弘(アジアフォーカス・福岡国際映画祭ディレクター
  • 料金/入場無料、申込み不要
  • パネラー/アピチャッポン・ウィーラセタクン監督(タイ)、リリ・リザ監督(インドネシア)、ミラ・レスマナ プロデューサー(インドネシア)
  • 上映作品/メコンホテル(2012年/タイ/57分/アピチャッポン監督)※福岡初上映です!
  • 福岡アジア文化賞受賞記念上映&シンポジウム

 

アジアでトップを走る、三人の監督・プロデューサーを、東南アジアの最前衛映画人の現状を探り、表現の自由などの課題をうかがうシンポジウムと、記念上映会が行われます。乞うご期待!

『ブンミおじさんの森』公式サイト
http://uncle-boonmee.com/top.php
PUBLIC-IMAGE ORG
http://public-image.org/interview/2011/03/04/apichatpong-weerasethakul.html