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オギュスタン・ベルク氏、九州日仏学館にて講演会

berqunichifutu1.jpg文化地理学者のオギュスタン・ベルク氏は、2009年に福岡アジア文化賞 大賞を受賞された、フランスにおける日本学の第一人者。

10年以上日本に滞在した経験もある親日家としても有名で、欧米にはない独自の風土学を構築し、日本理解に大きく貢献してきました。

そんなベルク氏が、九州日仏学館にて日本の自然環境と社会のつながりについて講演をされると聞き、早速伺ってきました。

九州日仏学館に設けられた特設会場には、地理学・風土学などに興味をもつ市民約30人が詰めかけ満員御礼。キャンセル待ちまででる人気ぶり。

『持続不可能な理想住まい』と題した講演では、ギリシャ時代から続く都市の変遷に触れ、今後のあるべき都市と人間とのあり方について持論を述べられました。

“持続不可能な理想住まい”とは、言うならば、郊外の緑溢れる地域の一戸建てに住みながらも、マイカーやITを駆使して、都会で生活するのと何も変わらない便利さを享受する生活のこと。いわゆる分散型都市として、今現在多くの人が理想とする生活なのではないでしょうか。

し かしながらベルク氏は、この“理想住まい”をエネルギー空間の浪費を続ける“持続不可能”なものと言及。アメリカ型の都市の分散は流通コストの高騰や排気 ガスによる環境破壊につながるだけでなく、日本の風土にはそもそも馴染まない生活スタイルだと持論を展開。今こそ日本の風土にあった地域計画を見直し、個 人的ではない人間的な生活様式、つまり持続可能な生活に変化していかねばならないと述べられました。

講演終了後には、サインを求める方や、さらに深い議論を持ちかける方がいるなど、終始熱いムードに包まれました。

福岡での講演後は、関西大学、立教大学の他、過去に講師や研究員を務められた東北大学、北海道大学などでも講演を予定されています。

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