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ヴァンダナ・シヴァさん市民フォーラム(速報)

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昨日(11日)夜、大賞受賞のヴァンダナ・シヴァさんの市民フォーラムが、アクロス福岡にて開催されました。

会場には、たくさんの市民の方にお越しいただき、特に若い方も多く、シヴァさんの注目の高さが伺えました。

 

第1部は、シヴァさんによる基調講演。抑揚のある、通る声で会場全体を惹きつけます。

“世界的な成長スピードの低下、文化に対する画一化など、今地球にはさまざまな問題が蓄積しています。

アラブの春から始まった民主化運動や、ノルウェー、アメリカでの最近のテロにも代表される、ここ20年の世界的な変化の波が、農業にも起こっているのです。

企業による種子の支配、ひいては農民の支配、ライセンス問題などに対抗するため、ナヴダニヤ(シヴァさんが代表を務める活動団体)では、種子の保存活動を行っています。

種子に対する知的所有権をめぐり逼迫する農民の生活を、企業から守りたいと考え行動しています。

種子を少しだけ改良して、それに対して特許を取得しすべてを支配してしまうやり方は、農民の、種子に対するもともと持っている正統な権利を奪ってしまうことになりかねません。

金を持っている者がルールをつくり、ルールをつくる者が金を得る。これが今の資本主義なのです。

売り上げの9割が企業へ行き、農家には1割程度しか入ってこない、この不均衡を正し、利益の適正なシェアを行う・・・地球資源は企業のものだけではないのです。

今の世界的な政治不安、経済成長スピードの低下、文化的な恐怖から脱却するには、ひとりひとりが有機的につながるアースデモクラシーという新たな考え方が必要です。"

 

第2部は、パネリストとの対談形式で、会場からの質問に答えていただきました。

Q1.コーディネーター竹中千春(立教大学法学部教授)氏からの質問:利潤を追求しない経済活動などあり得るのか?

貧しい人から資源を奪うことで成り立っているのが今の経済。実態を伴わない仮想経済はもうやめるべきです。どこでも何時でもバブルははじけるものなのだから。

そして何でもGDPで計ってはいけません。幸福や豊かさは、そういうものでは計れません。 お金というのは手段に過ぎないのです。

お金自体に価値があるのではないということを、もう一度確認すべきです。

 

Q2.会場からの質問:有機農業で大企業に立ち向かえるの?

第三の選択としての有機農業があるわけで、企業と争う手段として有機農業を考えているわけではありません。 有機農業はプロパガンダではありません。

実際に自分の体を動かし、汗をかきながら、必要なものを自分たちの手の届く範囲で生産するということです。生産者と消費者、人と大地、種子と風土、さまざまなものと有機的に結びつくことに意味があるのです。

 


 

市民フォーラムの詳細レポートは、後日こちらにUPする予定です。

随時レポートは、Facebookにも掲載しています。オンタイムでの席の空き具合などもこちらで確認できますので、是非チェックしてみてください。

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