学生
セミナー

国際協力をテーマとした学生限定のセミナー。

国際的な活動に関心のある学生が集まり、同世代で志を共有し、自身の考える国際交流について、熱い意見を交換し語り合いました。

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学生セミナーについて

2013年(第24回)大賞受賞者の中村哲氏をお迎えし「中村哲氏と語る“私の国際協力”」と題した学生限定のセミナーを開催しました。

集まった約60人の学生たちは、実際に現地で活動を行っている中村哲さんと、自身の考える国際交流について、熱い意見を交換し語り合いました。

中村哲氏による講演、学生発表、全体討論・ワークショップ、質疑応答の後には中村哲氏と直接言葉を交わせるアフタートークで盛り上がりました。

セミナー概要

【開催日程】
  • 日時/2014年8月7日(木)13:30~16:30
  • 会場/アクロス福岡円形ホール
  • 対象者/学生(大学生・院生、短大生、専門学校生ほか)
【進行】
  • 第1部/中村哲氏による講演
  • 第1部/学生発表(テーマ:私の国際協力)
  • 第2部/全体討論(テーマ:等身大の国際協力~今したいこと、できること、できないこと)
  • 第2部/質疑応答
  • 終了後に中村氏とのアフタートークも予定
学生セミナー
【中村哲氏による講演内容】

国際協力を志すというのは、自分だけのことを考えていていいのだろうか?という動機がみなさんの根底にあると思うのですが、実は自然と人間との関係も同じであります。自然のことを考えずに人間のことだけ、自分たちのことだけを考えていいのだろうか、という思いが私の根底にもあります。

自然は、絶対にコントロールすることはできません。人間の思い通りにはできないのです。自然は自然の理屈で動くのであって、人間側の理屈は通用しません。ただし、こちらが、そういう心構えでいれば、自然は十分な恵みを我々に与えてくれます・・・。

学生セミナー
【学生発表】

中村哲氏による講演後には、以下の学生3組による、自身が行っている国際協力についての発表が行われました。

  • FIWC九州(九州大学)
  • Think&Act(西南学院大学)
  • KIZUNA(福岡教育大学)

学生たちの発表に対し、中村哲氏は「今だけ、金だけ、自分だけという風潮の中、しっかりとした考えのもと活動を行っていることに感心しました。社会人になると、今の気持ちを忘れがちになる。初心忘るべからずという言葉を贈りたいと思います。」と評してくださいました。

学生セミナー

学校
訪問

歴代受賞者による学校訪問。

次世代を担う若者たちにとって、アジア一流の知性や感性に直接触れる貴重な機会となっている学校訪問。今回は、訪問先を福岡都市圏へ拡大して行いました。

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  学校訪問について

自らの人生(学生時代の思い出、影響を与えた人物、今の分野に進んだきっかけ等)、考え、若い世代へのメッセージなどを自由に語ることにより、時代を担う青少年が、直接、世界の知性に触れ、異なる文化や歴史、生き方を学び、世界に目を向ける機会を提供します。

【開催日程】
  • 訪問受賞者/中村哲
  • 日時/2014年5月27日(火)14:40~16:30
  • 会場/福岡市立福岡西陵高等学校
学校訪問の詳細をみる
【開催日程】
  • 訪問受賞者/中村哲
  • 日時/2014年9月3日(水)10:40~12:30
  • 会場/福岡教育大附属久留米中学校
学校訪問の詳細をみる

25周年
記念展

福岡アジア文化賞25周年記念展。

福岡アジア文化賞、創設25年の歴史を一堂にあつめ、これまでの受賞者や関連行事を紹介。受賞者提供の所蔵品も大公開いたします!

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25周年記念展について

福岡市役所1階、多目的スペースにて、福岡アジア文化賞25周年記念展を開催します。

25年の歴史を一堂にあつめ、これまでの受賞者や関連行事などについてご紹介します。その他にも映像や関連著書、25年の歩みパネルなどが大集合。総合図書館に眠っていた所蔵品も大公開いたします!

ここでしか見ることができない、ファン必見のお宝品も多数展示。入場無料ですので、是非足をお運びください。

福岡アジア文化賞25周年記念展

記念展概要

【開催日程】
  • 期間/2014年9月10(水)~9月23日(火)
  • 時間/午前10時~午後6時(土日祝日も開催)
  • 会場/福岡市役所1階 多目的スペース
  • 入場無料、9月17日、18日には、アクロス福岡へ一部出張展示あり
【展示品(抜粋)】
  • 黒澤 明/黒澤 明版画集「乱」全6枚
  • ラヴィ・シャンカール/直筆サイン入りLPレコード
  • ドナルド・キーン/直筆原稿
  • 侯孝賢(ホウ・シャオシェン)/愛用ペン、『ステキな彼女』(1980年)台本
  • ダニー・ユン/天天向上(人形)16体

記念本
出版

福岡アジア文化賞25周年記念本『アジアと考えるアジア』。

創立から25年、これまでの歴史をふりかえるとともに、歴代受賞者へのロングインタビューを通して、アジアの今、そして未来へのメッセージを紡ぐ記念本『アジアと考えるアジア』を発刊します。

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福岡アジア文化賞25周年記念本

【目次】
受賞者を取材して、いま思うこと
歴代受賞者を訪ねて・対話
歴代受賞者のもとを訪れ、ロングインタビューを敢行。受賞当時の裏話や福岡アジア文化賞へ託す未来へのメッセージなどを語っていただきました。
  • 中村哲
  • ヴァンダナ・シヴァ
  • オン・ケンセン
  • ニールズ・グッチョウ
  • ウンク・A・アジズ
  • エズラ・F・ヴォーゲル
福岡アジア文化賞の25年
賞の意味と今後の展開について、長年、福岡アジア文化賞選考委員を務めてこられた石澤良昭氏(上智大学教授)にお話を伺いました。
歴代受賞者たちのことば
歴代受賞者たちが、授賞式や市民フォーラムにて語った話のなかにちりばめられた、珠玉のひとことをまとめました。福岡市の歴史とともに、25年のこれまでの歴史を振り返ります。

外務大臣
表彰

福岡アジア文化賞が、外務大臣表彰を受賞。

今年で25周年を迎える福岡アジア文化賞ですが、長年の「日本とアジア地域の相互理解促進への多大な貢献」が高く評価され、この度、外務大臣表彰を受賞しました。

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外務大臣表彰

外務大臣表彰は、国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体についてその功績を称えるものです。
2014年8月4日(月)、外務省板倉公館にて行われた表彰式には、中園福岡副市長が参列。岸田外務大臣より表彰状が授与されました。
25周年の節目に、このような賞をいただき、大変光栄に思うとともに、今後とも微力ながら、福岡市が日本とアジアのゲートウェイになるよう文化賞スタッフ一同頑張ってまいります。

シンポ
ジウム

オン・ケンセン氏による国際シンポジウム。

九州とアジアのジャーナリストによる九州・アジアメディア会議において、2014年シンガポール芸術祭の総合監督を務めたオン・ケンセン氏をお招きし「都市における芸術・文化の役割」をテーマとした国際シンポジウムを行いました。

国際シンポジウムについて

アジアのアート拠点を目指して、さまざまな取り組みを行うシンガポール。その最前線に立つオン・ケンセン氏をお迎えし、芸術・文化による街づくりや都市における芸術・文化の役割について意見交換を行いました。

【開催日程】
  • 日付/2014年12月4日(木)
  • 時間/12:30~18:00
    ※オン・ケンセン氏登壇は15:30~
  • 会場/電気ビル共創館みらいホール
  • ゲスト/オン・ケンセン
九州・アジアメディア会議

オン・ケンセン

2010年(第21回)芸術・文化賞
シンガポール/演劇
舞台芸術家(劇団シアターワークス芸術監督)

世界的に活躍する舞台芸術の旗手。現代的な感覚でアジアと欧米の伝統を鮮やかに出会わせるその演出作品は、幅広い観客層から支持されている。伝統を軽んじ ることなく俳優の身体性を生かしつつも、ポップな感性を忘れないオン・ケンセン氏の演出作品は、舞台芸術の国際的フロンティアを切り拓いている。

KOTO
DAMA

受賞者からいただいた、心に響く金言集。

市民フォーラムや授賞式などでお話いただいた話のなかにちりばめられた、受賞者たちからの心に響くメッセージをまとめました。

自分の野心を追い続け、その分野で才能を開花させることができなかったことについて、今はもう少しの後悔もありません。
地球上のどんな職業も、それぞれに所を得て、意義のあるもので、それに愛情と知性をもって向かい合えば、それが自分にとってどういう意味を持っているのかが分かってくるのだと思います。
—ファン・フイ・レ, ベトナム, 歴史学

単なる文化の違いを、優劣や善悪で捉えてはいけない。宗教も含めて現地の文化慣習を、そのまま受け入れることが鉄則である。
—中村 哲, 異文化理解, 日本

文化の多様性はいいことづくめではない。しかしそれを守らなければならない理由がある。
文化的コミュニケーションは、不安定で、時に不快であるかもしれない。しかしその相互作用を経てこそ、ひとつの社会理念のなかでは解決できない問題にも道が開けるのだ。
—アシシュ・ナンディ, インド, 社会文明評論

芸術とはすなわち修行である。
「ひらめき」は学び始めた人にとって最初は重要かもしれない。
しかし、その道を極めた者にとって「ひらめき」は必要ない。
—朱 銘(ジュウ・ミン), 台湾, 美術

現代音楽は死につつある・・・ポップ音楽だけでは人間の欲望は満たされない。
新聞、雑誌は立ったままでも読めるが、哲学や難解な詩は、あえぎながら、立ち止まりながら、やっと目的にたどり着く。即ち、苦しさにあえぎ、乗り越えてはじめて、人間の高級な精神の営みに気付くのだ。
難解で娯楽的でない現代音楽の存在理由もそこにある。その音楽とビジュアルを組み合わせると、そこに、難しいが、しかし意味のある作品が生まれると思う。
—ナム・ジュン・パイク, Nam June PAIK, ビデオ・アーティスト

文化の源は民の中、農村の中にある。
誰もが自分なりの「民の空間」を持っており、その空間の中で独特の経験をしたことが自分の貴重な拠りどころとなる。
それら独自の経験を活かすことで、他の人とは異なる文学作品を完成させることができる。
—莫 言(モオ・イエン), 中国, 文学

私は愛と信念をもって描き続けている。その愛はキャンバスの上に表れている。世界を愛するから、自然にあるもの、形あるものを描く。だから細部の説明は必要ない。
—タワン・ダッチャニー, タイ, 美術

気がつくとすでに時は過ぎ去ってしまっている。夢があるのならよく考え、それを素早く実行に移すことだ。
—ラット, マレーシア, 大衆文化

舞台から観客を笑わせることができますが、私自身は笑うことはめったにありません。
俳優として、舞台の上で、死んでは生まれ、生まれては死に、笑っては泣き、泣いては笑い、幾度も繰り返してきました。
現在では、涙も枯れ果てて、乾ききった笑いしか私には残されていません。
—チェン・ポン, カンボジア, 文化保存/演劇