- 開催日時
- 2025年9月18日(木)
- 会場等
- 福岡市立千早西小学校
「アンニョンハセヨ!」と音楽室中に響く児童たちの元気な挨拶で迎えられたペク氏。「食べ物から見る東アジア」をテーマに講演を行いました。
ペク氏の「ちゃんぽん、ジャージャー麺、ラーメン。これらの料理はどこの国の食べ物だと思いますか?」という問いに児童たちは目を輝かせながら耳を傾けました。そこには国境を越えた壮大な物語と、日本、韓国、中国の意外なつながりが隠されていたのです。
ちゃんぽんは長崎で中国人留学生のために考案された後、韓国に渡って「韓国ちゃんぽん」へ進化したことや、韓国の国民食であるジャージャー麺が、中国とは異なる独自の味付けで根付いたことなどを紹介しました。ペク氏は、これらの料理が特定の国の所有物ではなく、起源、伝播、変形という三つの段階を経て生まれた「共同作品」であると解説。「身の回りの物事がどんな歴史をたどってきたか思いを馳せることを『歴史する』と呼びます」と話し、「歴史する心で日常を見つめれば、給食のメニューにも奥深い背景があることに気づき、世界はもっと面白く、奥深いものになるはずです」と熱く語りました。
質疑応答では、ペク氏と児童たちの間に活発なやり取りが生まれ、児童たちが日常の食を通して「連動する東アジア」を感じる貴重な機会となりました。