- 開催日時
- 2024年9月27日(金)14:50~16:00
- 会場等
- 福岡市立内浜中学校
「作品を説明するのではなく、作品とこれから話すこと、そして皆さんが想像するイメージ、それが融合して対話が生まれるようなアーティスティックな時間になってほしい」という、キムスージャ氏の想いとともに、生徒との交流は幕を開けました。これまで発表してきた数多くの作品をスクリーンに投影し、様々な視点から物事を捉え、創作活動を行っていることを生徒たちに語りました。
オイルペインティング作品を主としていた活動初期から、「人や国の境、様々な意味の壁やバリアといったものを作品を通して越えていきたいと常々思っていた」と語ったキムスージャ氏。母のためにベッドカバーでボッタリ(韓国の伝統的な風呂敷包み)を縫っていた時、針を柔らかい布に刺した瞬間に、電気ショックを浴びたような衝撃を受けたと、自身のアートが生まれた瞬間について話しました。映し出される鮮やかな布の作品や光のインスタレーションの映像と相まって、生徒たちの心に響き、次々と問いかけの手があがりました。ボッタリの刺繍には模様によって愛や子孫繁栄の意味があることなど、作品を通じてアジア文化への興味を深めた生徒たち。最後に生徒代表からお礼と感想が伝えられ、全校生徒から温かい拍手が送られました。
参加者の声
・ただ作品を描くだけでなく、作品を通じて人生を表現することに共感した。
・光を使った作品はとても綺麗だった。色々な視点から物事を考えることができていてすごいなと感じた。
・キムスージャさんが世界を広げたい、といつも考えていると聞いて、私もそんな風に考えられるようになりたいなと思った