1991年(第2回)福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者の中根千枝氏が、10月12日に逝去されました。(11月5日各紙報道)
日本を代表する社会人類学者である中根千枝氏。アジア諸地域での豊富な調査に基づく研究により、「タテ社会論」等独特の社会構造論を提唱し、国際的にも高く評価されました。そして、学界の発展と国際協力の推進にも多面的に大きな貢献をされました。
1991年の受賞時には、授賞式のほか、他の受賞者とともに記念講演会にも登壇されました。福岡市役所で開催したこの講演会には、約600名もの人が集い、講演を通して福岡市民とも交流していただきました。
中根千枝氏が残した数々のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
福岡アジア文化賞委員会事務局