芸術・文化賞受賞のプラープダー・ユン氏が、オンライン講演を通して、福岡市西区にある福岡女子高等学校と交流を行いました。

　タイからオンライン出演したプラープダー氏。「高校時代は創造力を培うのに最も良い時期である」というテーマで、時折ユーモアを交えながら講演が行われました。プラープダー氏は、自身の高校時代の経験として、日本の漫画やアニメなどのポップカルチャーから、浮世絵や茶道といった伝統文化まで幅広く興味を持ち、その追求に多くの時間を費やしたと振り返り、当時得た知識は現在の活動に役立っていると語りました。「高校時代は人生の土台を作る大事な時期であり、興味があることに今を有効に使ってほしい」という熱いメッセージに生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

　その後、生徒たちは自身が作成したパワーポイントで、福岡市の名所や祭事を英語で紹介。「福岡は大好きなまちの一つ」と語るプラープダー氏は、各プレゼンテーションの内容や手法を称賛し、新たに知る福岡市の魅力に興味を示しました。また、マルチクリエイターならではの鋭い視点から見たプレゼンの改善点やアドバイスもあり、生徒たちは熱心に聞き入っていました。有意義で活発な交流に、笑顔があふれる時間となりました。