歴代受賞者によるシンポジウムの写真

「発展するアジアと文化の共存~福岡アジア文化賞、そして歴代受賞者がこれまでの30年間で守り、育て、新たに生み出してきたもの~」をテーマにシンポジウムを開催します。

世界的なグローバル化の進展と急速な社会発展により、アジア地域においても画一化、均一化された思考方法や生活様式が広まってきています。

このような状況の中、このシンポジウムでは、今後、持続可能なアジア社会の実現のために、アジア地域の固有かつ多様な文化の保存・継承と新たな文化の創造が、いかに重要で、大切であるかについて、歴代受賞者から市民に直接メッセージを届けるとともに、これまで福岡アジア文化賞が果たしてきた役割と価値を、市民と共有し、理解を深めることで、福岡アジア文化賞を市民の財産として次の世代へつなげていくことを目的として実施します。

イベント概要

タイトル 発展するアジアと文化の共存
~福岡アジア文化賞、そして歴代受賞者がこれまでの30年間で守り、育て、新たに生み出してきたもの~
日時 2019年9月10日(火)15:00~16:30(予定)
会場 福岡国際会議場 2F 多目的ホール(福岡市博多区石城町2-1)
入場 無料
申込み方法 <注意事項>をご確認のうえ、ウェブ申込フォームからお申し込みください。締め切りは8/23(金)です。
主催 福岡市/(公財)福岡よかトピア国際交流財団

登壇予定者(歴代受賞者)

第23回(2012年)芸術・文化賞キドラット・タヒミック
フィリピン/映像作家、インスタレーション、パフォーマンスアーティスト、文化観察者;

  • アジアのインディペンデント映画作家の先駆的存在
  • 『悪夢の香り』(1977)でベルリン国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞
  • フィリピン大統領からナショナルアーティストの称号授与(2018)

 2015年(第26回)芸術・文化賞 ミン・ハン
ベトナム/ファッションデザイナー

  • ベトナム固有の文化への洞察をもとに、アオザイと少数民族の刺繍や織物を融合させた現代的デザインを創造。若手デザイナーの育成にも取り組み、ファッション文化の発展に大きく貢献

 2017年(第28回)大賞 パースック・ポンパイチット & クリス・ベーカー
タイ/経済学者 & 英国/歴史学者

  • タイの社会変動を、東洋と西洋の知性の協働、社会科学と人文科学の融合、男女の感性の共鳴を通じ複眼的・総合的視点から分析、学術研究の対象と方法に新たな展開と深化をもたらした、国際的に活躍する知識人

 2018年(第29回)学術研究賞 末廣 昭
日本/経済学者、地域研究者(タイ)

  • 日本におけるアジア経済研究の第一人者
  • タイ経済研究を基盤としてアジア全体の工業化や経済実態を解明。日本のアジア研究の発展に主導的役割を果たす
  • アジア研究の組織化や若手研究者の育成にも貢献