- 開催日時
- 2017年9月22日(金)/11:10~12:30
- 会場等
- 福岡市立福岡女子高等学校
2017年度、大賞受賞のパースック・ポンパイチット氏および クリス・ベーカー氏が、福岡アジア文化賞公式イベントの一環として、福岡市西区にある福岡市立福岡女子高等学校を訪問しました。
“常に新しいことを学び、変化を恐れないで”
最初にパースック氏が自らの生い立ちを語りました。夜明け前に起きて蒸気船でバンコクの学校に通った子ども時代。経済学者を目指し、勉学に明け暮れた大学生活。ベーカー氏とともにタイに帰国してからのこと。「子どものころから文学、歴史、世界、社会、政治、人間に関心があった。今は、最初に好きになったものに取り組んでいる。それが文学」と語りました。
続いてベーカー氏が半生を振り返りました。子ども時代に本をたくさん読んだこと。大学に入る前に外国各地を旅したこと。大学で出会ったパースック氏とタイに移り住んでからのこと。今回の受賞については、「女性と男性、タイと英国、経済学者と歴史学者、さまざまな違いの中から前向きなプラスの結果を出すことに成功した」と喜びを口にしました。
生徒からの「自立した女性になるには?」という質問にパースック氏は「自分の価値を見出し、他人のことも理解するよう努めて」と助言。「世界で活躍するには?」という質問にベーカー氏は「常に新しいことを学び、変化を恐れないで」と答えました。