- 開催日時
- 2017年9月22日(金)/10:40~12:00
- 会場等
- 西南学院大学
2017年度、学術研究受賞の王 名(ワン・ミン)氏が、福岡アジア文化賞公式イベントの一環として、福岡市早良区にある西南学院大学を訪問しました。
“永遠の好奇心、無限の堅持力、そして強い説得力が人生にとって大きなポイント”
日本留学の経験のある王氏は、流ちょうな日本語で「私を考える」をテーマにこれまでの人生を学生に語りました。
王氏は高校入学と同時に兵役についたため高校に行けず、自学して大学進学したエピソードを披露。大学時代に改革開放の恩恵を受け、有意義な研究生活を送ることができ、その後、西安で教鞭を取って以来、教師生活が34年になると話しました。日本留学していた際、阪神・淡路大震災を機にNGOの活動に触れ、以降NGO研究に没頭したと振り返りました。
また、NGO研究を20年以上続けられた理由、未来が見えず辛い時も勉強や仕事を続けられた理由、15年間に147件の政策提案をし、法制度の改正等に関われた理由について、それぞれ好奇心、堅持力、説得力によるものだと自己分析。永遠の好奇心、無限の堅持力、そして強い説得力が人生にとって大きなポイントだと話しました。
文化大革命や改革開放など政治情勢が変化する中、未来に向けて勉強や研究を続けてきた王氏の話は興味深く、学生は熱心に聞き入っていました。