レオナルド・ブリュッセイ
開催日時
2019年9月12日(木)/14:00~15:30
会場等
松崎中学校

2019年、学術研究受賞のレオナルド・ブリュッセイ氏が、福岡市東区にある松崎中学校を訪問しました。

”若い時に勉強するなら難しいことはない。だから若い内に学んでほしい。”

 吹奏楽部による演奏での入場で盛大に迎えられたレオナルド・ブリュッセイ氏。生徒達が自己学習として行ったオランダと日本の関係に関するプレゼンテーションに耳を傾けた後、近世東アジアの歴史を紐解きながら「郷に入っては郷に従え」というテーマで講演。江戸時代に日本や中国と唯一交易できたオランダ商人の暮らしや現地の人と同じように振る舞うことの大切さなどについて、その時代の絵とリンクさせながら語られました。

 その後の質疑応答には堪能な日本語で答えたブリュッセイ氏。「今まで学んだ言語で難しいのは?」との問いに、「若い時に勉強するなら難しいことはない。65歳で始めたスペイン語は難しく感じる。だから若い内に学んでほしい、そしてできれば英語だけではなくアジアの言葉や生活など隣の国のことを学んでください」と回答。他にも日本で経験したエキストラの話など笑いも交えたディスカッションは大いに盛り上がりました。最後に花束と手作りの記念品が渡され、生徒全員がオランダ語で挨拶。活気に満ちた講演会となりました。

生徒の手作りの記念品を手に

2019年 学校訪問レポート